認知症とお金の問題

こんにちは。ケアマネの幸ちゃんです。
認知症改善薬レカネマブ承認か!というニュースをうけて、保険適用でいくらになるのだろうと考えたところです。
認知症に限らず、新薬が出たばかりの頃は、金銭負担がかかりますよね。

介護するのにお金はつきものです。
自分ではまだまだと思っていても、いつ介護状態になるかもわかりません。お金を自己管理されていたり、高齢の親が自分で管理されている方は多いと思います。でも、認知症ゆえにお金を引き出せなくなるって本当?

今日はそんな事例を2例お伝えします。

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1.認知症でお金がおろせなくなった人の話

ご自身でキャッシュカードを、管理されていた99歳の一人暮らしの方…。

ですが、だんだんと認知症が進んで、カード番号を覚えていることができなくなりました。
田舎なので、もともとあまりATMもなく、毎回銀行に行って、通帳と印鑑にてお金を引き出すことで、生活されていた様です。
そのうち、お金の管理もできなくなり、札で支払い、小銭をお釣りでもらうという生活をされていたため、財布が小銭でぱんぱんになってしまいました。
他いろいろな問題があり、娘さんが、都会から一時的に帰ってこられ、「通帳を貸して、お金を管理するから」いっても、「嫌だ!」と言って決して通帳を手放そうとはされませんでした。
結局、施設費用の引き落とし口座だけ登録させていただき、今もそのままになっています。
本人は、小銭がたくさんあるので、お金ば十分にあると認識していますが、実際は自己管理できる状態ではなかったのです。

2.息子がお金を引き出せなかった人の話

80代のご夫婦の話、認知症の奥様が施設入居され、通帳管理はご健在の主人様がされていました。
ところが、ご主人が急逝され、奥様の入居費用の支払が問題になりました。
息子様がいらっしゃいましたが、キャッシュカードの暗唱番号はわからないし、通帳はあるけど、印鑑がいくつかあってどれかわからないし、
支払いはしばらく待って欲しいとご相談ありました。
結局、相続も絡むので、すぐには引き出せず6ケ月程待った事例でした。

3.金銭管理の話を家族でしておこう

1番目の事例は、1人ぐらしの高齢者で、子どもは県外
2番目は、同一敷地に息子さんがいらっしゃる事例でした。
どちらの事例も、家族でもっと金銭管理についてお話しがあればよかったのにと感じた事例でした。

介護の話をする時、金銭管理についても話し合っておいて下さね。

介護の話をしようというブログにも書きましたが、そちらもぜひご一読ください。

yuki

みなさまの在宅の生活を支援しているケアマネージャーのゆきちゃんです。

介護にまつわる情報を発信していきます。

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