こんにちは。ケアマネの幸ちゃんです。梅雨の盛りですが、いかがお過ごしですか?
日本語は、とても素敵で、雨にはいくつもの表現がありますね。
「しょぼしょぼ」「しとしと」「ぽつぽつ」「ぱらぱら」「ざあざあ」…。
今日の雨は、どのような雨でしたか?
その中でも、最近読んで特に雨の表現が素敵だった作品です。
壬生義士伝 浅田次郎
この作品は、下級武士として生まれた吉村寛一郎が、幕末、鳥羽伏見の戦いで新選組とした戦い亡くなった過程の中で「武士道」とは何か「生き方とは何か」ということを考えさせてくれる本です。
無名の新選組隊士吉村寛一郎の死を、いろいろな関係者に北海道新聞の記者がインタビューしていきます。その中での雨の表現がとても素敵です。
もちろん梅雨時期の雨だけではありませんが、心情を表すのにとても効果的な表現を使っています。
「ざんざん、ざんざんと、よう降りますなぁ…。」
家族のもとに帰りたい…。しかし、帰れない…。どうすれば、忠義を尽くして生きることができるか、家族に範となれるか?
そんな吉村寛一郎や、その息子嘉一郎の生きざまをインタビュアーと一緒に雨を感じながら聞いてください。ジメジメ、洗濯物も乾かない。気分も鬱々。
壬生義士伝【文春e-Books】 eBook : 浅田次郎: Kindleストア
雨の日と月曜日 きみね
でも、雨にはいいことがあるんです。それは…。
この作品は、web小説です。
主人公は、図書館に勤める内気な女性です。でも、雨の日に図書館に訪れる男性にひそかに思いを寄せていました…。
わたしは、あんまり読まないジャンルなんですが、私が大好きなイラストレーターコマ(Koma)さんが、大プッシュしていて、 あまりの大プッシュの果て、漫画家デビューしてしまった作品です。最近、ネットニュースなどでも、話題になってましたね。
こちらは、web小説もですが、漫画版がとても素敵な雨の表現になっています。
LINE漫画で読むことができます。
梅雨将軍信長 新田次郎
つぎは、新田次郎さんの作品ですが、
織田信長は、土砂降りの桶狭間を急襲して今川義元を倒しましたし、梅雨の晴れ間を狙って長篠の戦で、武田勝頼に勝ちました。ですが、本能寺の変の時には…?
ほかの本では、なんとなしに、桶狭間の戦いとか、長篠の戦とか、読み飛ばしていくんですけど、浅田先生は、本当に気象表現が秀逸です。まるでその場に読者もいるような気持になる表現をよく用います。
雨だからこそやる気になって頑張ろうと思える作品です。でも空梅雨だとね…。はい…。
Amazon 梅雨将軍信長(新潮文庫) 電子書籍: 新田次郎: Kindleストア
まとめ
日々介護をされている皆さん。雨だからこそ、ゆとりをもって、本を片手にお過ごしくださいね。