うちの企業でも外国人を採用したいけど、すぐに辞めるって聞きました。
外国人は、日本語が話せないから、教育が大変とききました。
ポイントを押さえれば、大丈夫。当施設での、事例をお伝えします。
1. 文化交流を促進し、コミュニケーションの壁を取り払う
外国人介護人材の定着において、言語や文化の違いは大きな障害となり得ます。そのため、施設内での文化交流イベントや言語レッスンを積極的に導入することで、スタッフ同士の理解が深まり、効果的なコミュニケーションが図れます。
私たちの施設では、利用者のレクリエーションと組み合わせ、餅つきやそば打ち、花見などの活動を行っています。こうしたアクティビティを通じて、多くの笑顔が生まれます。笑顔や手振り足振りを通じたコミュニケーションは、絆を深め、働く環境をより良いものに変え、定着が図れます。
言語レッスンは、週1回業務時間内に実施しており、JPLTレベルN2およびN3のレッスンを提供しています。外国人スタッフが日本語のスキルを向上させることで、職場内で円滑なコミュニケーションが可能となり、効果的なチームワークが築かれています。
2. スキルアップ支援とキャリアプランの提供
給与以外の魅力的な要素として、外国人介護人材に対するスキルアップ支援とキャリアプランの構築が挙げられます。言語や介護技術のトレーニングを提供し、将来的な昇進やリーダーシップの機会を示唆することで、彼らのやりがいやモチベーションが向上し、施設への忠誠心が育まれます。
私たちの施設では、昨年介護福祉士に合格したメンバーの存在が大きな影響を与えています。これにより、「あの人のようになりたい」「あの人のように合格して家族を日本に呼びたい」といった具体的な目標が、それぞれの外国人に芽生えました。
この成功事例が、外国人スタッフ全体に向けた目標設定の重要性を示しています。
3. 地域社会との連携を強化し、サポートネットワークを構築
外国人介護人材の定着を促進するためには、職場だけでなく地域社会との連携が不可欠です。地域イベントやボランティア活動への参加を奨励することで、彼らが地域との一体感を感じ、仕事以外の居場所を見つけることができます。これにより、孤立感の軽減や精神的な安定が期待できます。。
私たちの施設では、市報に掲載された地域のイベントへの積極的な参加を促進しています。例えば、フラダンスや地域の料理教室などがあります。地域活動への参加によって、職場外での人間関係が構築され、職場と寮の行き来だけでなく、豊かな生活が広がります。
まとめ
外国人介護人材の給与以外の要素を活かし、笑顔あふれる働きやすい環境を提供することが、施設全体の雰囲気を向上させ、彼らの定着を助長します。経済的な報酬だけでなく、人間関係やキャリア形成の面でも充実感を提供することで、外国人介護人材が持つ豊かな経験やスキルを最大限に活かし、共に成長し合える仕組みを構築しましょう。
