在宅介護の排泄で気を付けたいポイント~適切なおむつの選択法

こんにちは。ケアマネの幸ちゃんです。

さて、前回は、排泄は、できるだけ睡眠をとることを優先させて、室内にポータブルトイレを置いたほうがいいとか、おむつを適切に使ってみるようおすすめしましたが、今回は、そのの中でも、おむつの選択方法について説明していきたいと思います。

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おむつの種類は3つある

おむつの種類は、
①パットタイプ
②パンツタイプ
③テープタイプ
の三つに分かれます。

①パットタイプ

おむつの種類は、失禁の状況に合わせて組み合わせていくものなのですが、
まず、軽度の尿失禁の方は、布パンツ+パットの選択をしてもらっています。ずれを防ぐための「ホルダーパンツ」というものもあります。
最近、宣伝などで「吸水ライナー」とか「吸水ナプキン」という言い方をして使用しやすくなっていますね。
そういえば、私は、初めて「吸水●●」という言葉を聞いた時に「うまいなぁ・・・」と、思いました。
必要なんですけど、やはり、軽失禁パッドには手が出にくい。その点、「吸水」だと、そこまで、抵抗感がない…。
排泄は、デリケートなものなので、こういう心遣いは、にくいですね。
パットの種類は、非常に多く、10㏄~1200㏄まで吸収することができます。

②テープタイプ

このタイプは、1983年に高齢化社会の到来とともに発売されました。
意外と歴史が浅いんですね。
これ単体で、使用することもできますが、先程のパットと併用しながら使用することが勧められています。
なぜなら、テープ式おむつは、パットと比較して値段がちょっと割高です。
ですから、テープ式おむつの中にパットを組み合わせ、おむつ交換時には、パットを交換してもらい、さらに、一日の最後に、テープ式おむつの中に排泄してもらうという形態で使用することを薦められています
いろいろな業者によって、どれだけ吸収できるかが異なるのですが、大体540㏄~1440㏄吸収することができます。

③パンツタイプ

私は、このタイプのおむつを知ったのは、介護を始めてからなのですが、非常に画期的だなぁと思いました。
そもそも高齢者用のおむつというものは1983年に、寝たきりの人が使用するものという考えのもと、作られたそうなのですが、その後、1994年にパンツ型おむつができたそうです。
さらに、テープ式おむつは、介護をする人が装着することが前提なのですが、このパンツタイプは、自分で装着することができるものです。ですから、「自立」ができるということです。
ちなみに、介護業界ではこれを「パンツ式おむつ」ではなく「リハビリパンツ」とよく言いますが、これは、本当は、ある業者の商品名です。「リハビリ」と「パンツ」というそれぞれ積極的な言葉が使用されていますので、別な業者の方が「負けた!!」と思ったそうですよ。
そのくらい、このパンツタイプのおむつは、高齢者の「自立」を促すおむつでもあります。座って排泄をすることができる方はこのタイプのおむつを使用することをお勧めします。
 また、このパンツ単体では、値段が高いですので、テープ式おむつと同様、パットと併用しながら、一日の最後にパンツ式おむつの中に排泄してもらうという形で進められます。

値段を気にしなければ、パットとの併用は必要ありません。だって、赤ちゃんはテープタイプかパンツタイプのおむつしかありませんよね? しかし、着脱という意味でもパンツタイプだけだと労力が増してしまいます。

まとめ

今回は、おむつを使用する方たちの気持ちと自立を配慮したおむつ業者の方たちの熱意をどうしても、皆さんにお伝えしたくて、長くなりました…。
排泄編③に続きます。

yuki

みなさまの在宅の生活を支援しているケアマネージャーのゆきちゃんです。

介護にまつわる情報を発信していきます。

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