「在宅介護の排泄介護で気を付けたいポイント」

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はじめに

こんにちは。ケアマネの幸ちゃんです。

私は旅行に行くときに、真っ先にトイレ情報を入れます。どこにトイレがあるか、そのトイレはきれいかなどなど…。
なぜなら…。
やはり、慣れた排泄環境じゃないと、緊張して、排泄できないんですよね。
海外ならなおさらです。

それは、介護を受ける高齢の方たちも同じ。
なじんだ環境でないと、失敗したり、我慢して、病気になってしまったり…。

私の伯母は、血圧を下げる薬を飲んでいたのですが、日中活動に支障があると言って、先生と相談して、夜間その薬を飲んでいたので1時間ごとにトイレに行くという状況でした。

さて、そうなってくると、不眠になってしまいますが、不眠と、トイレの関係は切っても切れない関係にあります。

家で介護をされている(在宅介護)方々がまず訴えてくるのが、「夜間のトイレが多くて、介助が大変で、施設で見てください」という訴えです。

「勝手にランキング、施設に入ってほしい理由」1位なのではないかと思っています。
ここにつまづいてしまうと、家での生活が、本当に、難しくなります。

排泄行動とは

①膀胱に尿がたまる
②尿がたまったことを脳に知らせる
③脳からトイレに行くまで、我慢するように指令が出る
④トイレにいく
⑤トイレの形状を理解する
⑥ズボンを下す
⑦排泄しやすい姿勢になる
⑧排泄する
⑨排泄後、後始末をする
⑩立ち上がる
⑪ズボンをはく
⑫トイレから出る

までが排泄行動です。

これが、様々な原因で、邪魔されてしまうと、トイレで排泄することができなくなってしまいます。

夜間自分で排泄するために

夜間自分で排泄するために必要なものは、先ずトイレへの動線です。
ご自宅で生活されているのであれば、できたらトイレの近くに部屋があるといいと思います。

しかし、様々な理由で、トイレの近くに部屋を準備することができない方には、ポータブルトイレをお勧めします。もちろん、後片付けなどの煩雑さや、お部屋の中での排泄に抵抗はありますが、夜間ウトウトしている中でトイレに行こうとして、転倒して骨折してしまうこともよくある話です。

ポータブルトイレを選ぶ際は、可能な限り、手すりがついていて、足元が手前に引けるように少しスペースがあるものを選ぶようにしましょう。

認知症などの症状で、トイレに行くまでの道がわからなくなってしまうこともあるかもしれません。その時に、効果的なのが、光の道を作ることです。
お部屋と、トイレだけに電気をつけておくと、電気に向かって歩くことができますので、効果的と言われています。

夜間回数が多い時には、睡眠を確保することを優先したほうがいい

これは、個人的な意見ですが、私は、夜間1時間おきにトイレに行ったり、ポータブルトイレで排泄するより、おむつで排泄をした方がいいと思っています。
もちろん、失敗したくない、おむつのお世話にはならない。という、気高い気持ちを持っておられる方も多々おられますが、健康でいるためには、「夜間寝る事」は、とても大切なことなのです。これは、きちんと夜間に睡眠をとらないと、健康でいるためのホルモンが出てこないからです。

まとめ

在宅で介護するうえで排泄介護は大きなウェイトを占めます。睡眠優先か排泄優先か状況に合わせて介護しましょう。適切なおむつの選択については排泄編②で!

yuki

みなさまの在宅の生活を支援しているケアマネージャーのゆきちゃんです。

介護にまつわる情報を発信していきます。

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