8020 そのあとは?高齢者の口腔ケアを考える

こんにちは。ケアマネの幸ちゃんです。

8020運動ご存じですか?

ご存じのように子供のころからよくきいており、80歳になるまで、自分の歯が20本になるように口腔ケアを頑張りましょう!という合言葉です。国民みんなが頑張った結果、約半数の人が8020を達成できているそうです。

では、80歳を過ぎてしまったら?90歳になったら?どうすればいいの?

それは、「歯科受診を継続しましょう!」が答えです。

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自分の歯って大事なの?

そもそもどうして歯を失うことになってしまうのでしょうか?

自分の歯を失う事態になるのは、虫歯だと思っていませんか?

普通に歯磨きしていれば、歯を失うことにはならないでしょ!と思っていませんか?

この「普通に歯磨き」がとても難しいのです。

例えば認知症の発症だったり、病気により麻痺がでてしまったりして、なかなか上手に歯磨きができなくなってしまうのです。

また虫歯もさることながら、歯周病や骨粗鬆症によることが多いです。

でも、もし自分の歯じゃなくても、差し歯や義歯があるよねと思われるかもしれません。

奥歯が1本ないだけでかむ力はものすごく低下します。自分の歯でかむ力を100とすれば、部分義歯なら 30%から40% 総入れ歯なら30%から10%の力まで低下しちゃうんです。

また、歯がないことで認知症の進行が進んでしまうこともあるんです。

歯科受診って面倒?

悲しいかな、歯科はなぜか敷居の高いところで、「痛くなったら行く」という方が多いかもしれません。また、「何回も通院しないといけない」。「時間がかかる」「痛い」「怖い」といったイメージがあります。また、通院するための「足の確保」にも問題が出てくる方もいらっしゃいます。

予防歯科にシフトしましょう

でも8020達成した方、歯磨きが麻痺などで十分にできなくなった方、認知症になった方はぜひ歯科受診してください。ここまで健康に自分の歯を守ってこられ方は「予防歯科ケア」にシフトしましょう。

歯磨き指導や虫歯や歯周病のチェックやプロの手で口の中のメンテナンスをしてもらいましょう。

口の中を清潔に保つことは、誤嚥性肺炎の予防にもつながります。

ちなみに宮崎県では、いきいき歯つらつ健診(後期高齢者歯科健診)」いう検診が無料で受けられます。

令和3年度から始まった取り組みで、該当者は問診、歯・歯ぐきの健診、義歯の状態確認、口の機能検査等の検診を無料で受けることができます。

該当者には、後期高齢者歯科健診の受診券が入った封筒が届きます。

まとめ

健康寿命と言われますが、口腔内の健康も同じ。定期的にメンテナンスして健康な歯を保ちましょう。

yuki

みなさまの在宅の生活を支援しているケアマネージャーのゆきちゃんです。

介護にまつわる情報を発信していきます。

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